2006年08月07日

基礎について(砂利)

家づくりの構造部分について、ちょっと書いてみます。

構造の中でも重要な基礎!その基礎のなかの砂利について

え?砂利?・・・ってあの基礎の下に敷いてあるやつって大事なの?

 そうその砂利です。以前は割りぐり石でしたが最近採れなくなり、砕石という小さい砂利を使う事が多くなりました。

 この砂利は基礎のコンクリートを打つときに、流し込む型として、基礎が地盤と接する部分に、砂利を撒いて、ランマーという機械でしっかりと突き固め、建物の荷重が基礎から地盤に適切に伝えるものです。

 以前勤めていた会社の現場監督をしていたころ、自分の現場と隣の某会社の現場が丁度同じくらいの進み具合で、たまたまそこの基礎業者さんと知り合いだった為、挨拶に行きました。
 つたつたと現場に歩み寄り、砂利の上を歩くと、歩くたびに、地盤が、だわん、だわん、と波打ち豆腐の上を歩いているようでした。

こんなんで大丈夫なの?と聞くと、だって監督がそのまま進めろっていうから、いいんじゃないの・・・とのこと。

 これはやばい!と思い自分の現場を確認すると、同じ状況に愕然とし、「ちょっと待った!、現場ストップ、とりあえず今日は終了」職人さんに帰ってもらいました。

 15年前のことで、今のように地盤調査をすることが一般的でなく、自分も経験が浅く、工期もなく、とにかく調べなければと思い、書店に直行しました。

 ふむふむ、表層改良という方法があるのかと、次の日には敷いていた砂利を全て撤去しようと、職人さんと汗だくで一緒にがんばり、表層改良の工事に入っていました、上司が出張中のため、自分の独断で勝手に行い、あとでこっぴどくしかられ、2時間説教でした。

 上司から普段、現場で不安を感じたら安全を優先しろと、口すっぱく言われていましたので、自分なりに判断したのですが・・・

地盤は必ず調査で確認し、地質も調べたほうが良いでしょう。

粘土質の場合は長い年月をかけて徐々に沈下していきます。

木造住宅の場合は、深さ2mくらいまで力が伝わります、支持層が斜めの場合はべた基礎は要注意です、沈下して傾くと取り返しがつきません。

地盤を確認し、砂利を撒き、きちんと転圧し、基礎工事にはいりましょう。

たまに撒いただけの業者もいますので、気をつけましょう。

この作業をきちんとしないと、「かぶり厚さ」といって鉄筋とコンクリートの表面までの厚みが確保できません。

サイコロという厚みを確保するブロック材が砂利に埋まってしまい、かぶり厚さが確保できないと、コンクリートの中性化が早まり、耐用年数が短くなり、基礎の強度に重要な問題が発生します。

とても大事な工事なのできちんと確認しましょう。


posted by やっくん at 09:20| Comment(4) | TrackBack(2) | 構造 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大変素晴らしい内容のコメントですね
基礎の大事さが本当に、伝わってきます
「住宅基礎の基礎は基礎じゃけ」
なんて山口では言うんですよ^^
Posted by 今橋 at 2006年08月08日 07:39
今橋さんへ
コメントありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
Posted by やっくん at 2006年08月08日 16:14
やっくんさん、始めまして。
現場での状況判断は瞬時に行わないといけない場合もあると思います。
相手の立場に立って考えて判断を出していけば良い結果につながっていくのではないかと思います。勉強になりました。
また、遊びに来ますね。宜しく(笑)
Posted by 東舟道 at 2006年08月10日 00:59
東舟道さんへ
コメントありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
Posted by やっくん at 2006年08月11日 16:14
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